FOFA副会長の井嶋より、
3月31日から4月7日の期間に開催された「2021年春季・姉妹都市オンライン交流プログラム」についてレポートをお送りいたします!
このオンライン交流プログラムは、Oakland Fukuoka Sister City Association, 福岡USオークランド友好協会(FOFA), 福岡市姉妹都市委員会の共催によるイベントです。オークランドと福岡間の交流と相互理解を深める一環として、オンライン上で交流の場を設け、両都市から高校生が参加し、様々なゲストスピーカーも交えて会話を弾ませました。
レポート第一弾は、プログラム初日3月31日 (水) JSTのお話です。
この日、交流学生の眞鍋亜依子さん、Xio Solomonさん、Zach Yooさんが初めて対面しました。
Gary Tominaga副会長の司会進行のもと、最初のゲストスピーカーとしてお招きしたのは、オークランド市内でレストラン経営をされているDominica Riceさんです。
娘さんのXioさんと一緒にご参加いただき、「食」への深い情熱を感じる興味深いお話を沢山してくださいました。
1日目の参加者: <写真上段左から> Gary Tominagaさん (OFSCA副会長)、筆者、Xio Solomonさん、Dominica Riceさん; <中段左から> Zach Yooさん、Sharyn Funamuraさん、眞鍋亜依子さん; <下段中央> Eri Graffamさん
Dominicaさんは、様々な場所から移民してきた人々の集まるロサンゼルスのチャイナタウンで、多種多様な文化や価値観に触れ合いながら生まれ育った経験を大事にされており、ご自身のルーツであるメキシコの食文化を伝えるシェフ、レストラン経営者、そして教育者としてオークランドを拠点に活動されています。
本場の味にこだわり、美味しいトルティーヤの作り方研究や材料調達の為、何度もメキシコを訪れ、現地のトルティーヤ・マスターの女性達から直接学んだことを語ってくださいました。
トウモロコシ粉の「マサ」は、水とこねてトルティーヤ生地に形成したり、スープのとろみ出しや揚げ物に使われたり、主食として大事な存在。
「マサを調理する時の、ジャスミンの花のような芳醇な香りに包まれるのが幸せなんですよ」とお話しながら、出来立てのトルティーヤやゴルディータを見せてくださった時は、私も含めて皆さんZoom越しに思わず手を伸ばしてしまいました。
さすがはシェフ、道具選びにも余念がなく、包丁コレクションは40本以上との事。その中でも、和包丁を特に愛用されているそうです。
この春には、オークランド市内Dimond地区に新たにレストランを開店される予定で、現在はその準備に追われてお忙しいご様子でした。また旅行が可能になった頃には、ぜひ美味しいメキシコ料理を食べに訪れてみたいですね。
この日は、Sharyn FunamuraさんとEri Graffamさんもゲストとして交流に参加してくださいました。Sharynさんは、Zachさんのお母様、Eriさんは、Xioさんの日本語の先生です。
Eriさんが教えていらっしゃるOakland Nippongo Gakuenは、オークランド市内に100年以上前に建立されたBuddhist Church of Oakland(西本願寺)において創設された日本語学プログラムです。元は、イーストベイに多く住んでいた日系人の子供達が、日本語と日本文化を学べる場所として開かれたそうです。第二次世界大戦と日系人強制収用の影響を受け、学生数が減少しましたが、現在も学び舎として存続しており、日系人に限らず、子供から大人まで日本語を学びたい全ての人が集う場所となっています。
2日目には、このBuddhist Church of Oakland(西本願寺)からゲストお二方、そしてOFSCAからお一方お招きしました。次回のレポートもお楽しみに!
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